メガネママの子育てナース道

はじめまして!メガネママと申します。メガネの夫、2人の男児の4人家族。看護師、ちょっとだけカウンセラーとして働いております。子育て、看護、不妊、毎日のあれこれについて綴りつつ、下手くそな絵も描いていきたいです。ちょっと「ぷっ!」と笑える、あなたの笑いの癒し時間になれるようなブログにしていきたいです!

減ってる気がする。母ちゃんのような先輩

今日も来て頂いてありがとうございます。




看護師の世界でも

新人にはとにかく優しく。叱らず。丁寧に。

という指導が当たり前になってきました。




無理をさせない。


辞めないように、辞めないように…。
ヌクヌクーー、ぬっくぬく〜ー。



これが指導の当たり前になった昨今。
「看護の質」って低下してる気がする。


新人時代、本気で恐れていた先輩

私が新人だった十数年前。

病棟に
どうやったらこんなに恐い人間になれるんやろ?
ってくらい恐くて厳しい先輩がいました。



もう50代の看護師さん。
看護師って気が強い人が多いんですけど、群を抜いて本っっっっ当に恐い!!


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叱るときは、ナースステーションに響き渡る声で怒鳴る!
私の事はあんた!と呼ぶ 笑



その人と一緒の夜勤の時は、
緊張で一睡も出来ませんでした。



でも、厳しい反面、深い愛情に満ちた人でした。



看護計画を立てても、全然合格をくれない。
入院患者をとったら、夜中の0時まで残って記録をしていました。
手助けはしないけど、私が合格できるまで、必ずいっしょに残業してくれました。



夜勤で採血が終わらなくて半泣きになってても、絶対に助けてくれない。
でも、こっそり私の患者のナースコールを対応してくれていました。




私が患者さんを言葉のすれ違いで怒らせてしまった時は、
ナースステーションでこっぴどく叱られました。
でも、その患者さんの部屋にこっそり行って、
「あの子はすごく頑張り屋さんだから、今は失敗もあるけど、きっといい看護師になるから。今回は許してやってください。」
と、頭を下げてくれた。



そして病院を出たら、いつも新人を連れて高級ウナギを食べに連れてってくれました。
(緊張して味わからん)



多くは語らない。
叱り役に徹する。
成長を見守りながら、こっそりフォローする。



みんな恐れていたけれど、
母ちゃんと呼んで慕っていました。




厳しくても愛があれば伝わるんじゃないかな…

つらくて辛くて、なんども辞めたいと思った新人時代ですが、あの時代が私の看護のベースになっています。


今の新人さんに
「私の時はこうだった!」
と押し付けるつもりは無いです。



だけど、自分が就いた仕事に夢を抱いていない新人さんが多くなってて、仕事に深みが無い看護師さんが増えてるなーと感じます。



新人オリエンテーション
「何か質問ありますか?」
と聞くと
「残業したくないんですが、残業はありますか?」
「ボーナスはいくらもらってますか?」
「休みはちゃんともらえるんですか?」



現実的ーー!



なんか、仕事に対する想いが感じられん!
だからかな?すぐ辞めてく新人がすっごく多い!そして、2、3年目になっても、看護の内容がペッラペラー!



そしてそんな先輩が新人に指導するからまた更にペッラペラーになってしまう。




そんな時「母ちゃん」みたいな先輩がいたらいいなーと思うんやけど、そういう人本当に減ってる。



思っても言わない。
注意しない。
お友達の延長のような関係。



私はあの「母ちゃん」のような肝っ玉なメンタルは無いし、看護師十数年の中堅。
まだまだこれから学ぶ事も沢山あるけど、いつも心の中の目指すべき先輩像は

あの母ちゃんの背中
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