異臭と、米粒だと思って危うく食べそうになった事件
今日も来ていただいてありがとうございます。
今日は我が家の醜態をさらすのですが、食事中の方はやめたほうがいいかもしれん。
食環境に寛大な方、お納めください。
それは突然始まった。耐え難い異臭。
数年前、私が実家に住んでいた頃。
我が家は築40年にもなる、ぼろ家です。
ある夏の日、私の部屋がとてつもなく臭くなりました!
夜勤で寝ようと思っても、寝られない。
というか、その場にいる事も耐え難いニオイ!!
例えるなら、イワシの佃煮を激しく腐らせた臭い
わかる?(わからんやろ!)
どうやら私の部屋の床の隅から発せられている模様。
という事は、1階の天井裏にイワシの佃煮がおるはずや! と、ライトを照らしてみてもわからず。
応急処置で部屋の四隅をガムテープで止め、リンゴのニオイの消臭剤を置く。
今でも鮮明に思い出せる
りんご+イワシの佃煮腐らせたもんのニオイ
トラウマになっておるよ。
それでも部屋で寝る事は困難だったので、別室で寝ていました。
居間で食事中、それは現れた。
そんなこんなで開かずの間になっていた私の部屋。
ある日、1階の居間で父と弟と私の3人でテレビを見ながら食事をしていた。
父は食べものを良くこぼす。そして、3秒ルールは当然。落としても、絨毯の上なら食べる。
父の視線が下に向き、米粒を拾って口に入れようとしました。
ぎよああぁああああああああぁああぁあああぁ!!!!!
父はつまんでいた米粒を空高く放り投げながら、大声で叫びました。
放り投げた米が、テーブルに「ぽとっ」
ひぃぃぃぃぃ!!虫!?ウジ虫!!!!
父が口に入れかけたのは、米粒ではなくウジ虫!!!
我が家はそこそこ都会に住んでいるので、ウジ虫というものをその時初めて見ました。
降ってきとるやないかい!!!
家族全員が絶叫。
しかも、よく見ると、1匹だけじゃないんです!!
父の周囲に5匹ほどウジ虫がおるーー!
そして絨毯の裏にはさらにたくさんのウジ虫!!!
(思い出したら気分わるなってきた)
どこから来たん!?このウジ虫!!
「ぽっと……ぽっと…」
可愛らしい音を立てて、天井から降ってくる。それはウジ虫。
ラピュタの巨神兵が地上に投下されるイメージやな!
ボロ天井の隙間からウジ虫が雨のごとく降ってきていました。
天井裏にいたものは。
ウジを危うく食すところだった父は発狂し、その勢いで天井裏に潜ると言い始めました。
襖の上を開け、頭にライトを括り付け、天井裏に潜り込む父。
ぎょえーーーーー!ウジだらけや!!くそっ!手でウジ踏んだ!
くっさーーー!!あかん!臭すぎる!わっ!なんやあれ!!
なにか見つけた模様。
ひぃっ!なんかミイラおる!!!ねずみや!!犯人はこいつや!
コナンばりの推理力で犯人はネズミの死骸だったことを突き止めた父。
相当ミイラ化しており、臭いもウジもすべてはそこから発信されていました。
見た目もおじさん、頭脳もおじさん その名もうちの父は、体中にウジをひき殺した残骸を付けて
屋根裏から達成感に満ちた顔で出てきました。
あの時は本当に恐ろしい出来事だったけど、今となっては我が家のレジェンド級の笑い話。。。