三十数年生きていて一番理不尽だと思った小5の夏

今日も来ていただいてありがとうございます。

生きていると「理不尽だ！」と思う事ってたくさんありますよねー。

理不尽だと思った気持ちって、気持ちの落ち着けどころが無いと、ずーーーーっと引きずるよな！

三十数年生きていて未だに根に持っている出来事を聞いてください！
ネッチネチですけど、聞いてください。

小5の学年が史上最高に荒れていた。

私が小学生の時。

我が学年は、なかなかの暴くれ者が多い学年でした。

「学年崩壊」「学級崩壊」という言葉が流行った時代。

授業を抜け出す、授業中暴れる、先生いじめ…そんなことが当たり前の毎日。

そんな中、わたくし、超真面目でしたから。（自分で言うなや！）

もともと根がまじめなので、学級委員をやったりやらなかったり、
お花の水を換えたり換えなかったり…ラジバンダリしながら、まじめに生きていました。

秩序を乱す奴らをサメザメとした目で見ながら、
この状況をどうにかしたいけど、どうにもできないもどかしさを少し抱えていました。

荒れるクラス。でも今思うと先生にも問題あったな。

子供の時って「先生」って絶対神でしたよね！
先生が言ってるなら、ある程度間違ってても「絶対」なんですよ。

当時の担任は女の若い先生でした。

思うようにいかないと、突然スイッチが入って感情的にブチ切れる先生でした。

大声をあげて、怒鳴り散らし　カチ切れる！

超ヒステリック女子！

今だったら、絶対友達になれやん。

そんな先生、子供達は反発しますよね。
案の定、先生の怒りをわざと逆なでするような男子が出現しました。

突然配布されたアンケート

ある日、先生が突然アンケートを配り始めました。

「みんな、私に色々と不満や直してほしいところがあると思うんだ！
　だから、遠慮せずに、なんでもこのアンケートに書いてください！
　名前は書かなくていいし、先生はどんなことが書かれていても絶対に怒りません！」

今までに見たことのない、満面の笑顔で先生は語りました。
安心して、私を信じて・・・その笑顔からあふれ出す、そんな言葉。

真面目が売りのわたくし。

チャンスや！！！これは平和を手に入れるチャンス！

先生は怒らないって言った。　名前も書かなくていいって言った。
先生が変われば、クラスも良くなるはず！

私の丸尾君魂がそう叫んだ。

書いたった！書いたったよ！

丸尾君に取りつかれた私は、

「先生の突然怒るところが嫌だ。」

ここはさすが小5。この一言だけ書きました。
今ならもっと詳細に嫌な理由を書くはずだけど、私の小5の脳みそなんぞ、こんなものよ。

「書いたった！書いたったよー！」

真面目に日々、逆らうことなく生きてきた私は、これだけで高鳴る鼓動。
これでクラスもよくなるはず…。よかった。安堵する私。

それば数分後に突然始まった

アンケートを回収し、数分間先生はアンケートに目を通した。

その間、クラスは静まり返っていました。

数分後、突然

「誰だ！！！誰だ、このアンケートを書いたのは！！！！！」

先生の罵声が飛び交いました。

全員がビクーーーーーーっっ！と体が飛び上がりました。

「先生の突然怒るのが嫌だと書いたのは誰だーー！！！名乗り出よ！！」

うそーーーーーーん！！！

怒らないってやん！絶対怒らないって言ったやん！！！！
なんでなん！？！？　

頭の中は超パニック！汗ダラダラ。
静まり返る教室。。。

シーーーーーーーーーン。。。。

どうしよう。このまま名乗り出なかったら…。ってかみんな何も書かなかったんか！？
クソっ！何も書かんければよかった！　　

後悔しても後の祭り。丸尾を呪った。

数分黙っていたけど、名乗り出るまでこの状況に変化がないと見切った私は手を挙げた。

「どういうつもりで書いた？言ってみろ！」

全員の前で立たされ、そう聞かれました。

先生が変わってくれればクラスが良くなると思ったのに…
そう思ってたのは私だけだったのか…
ってか、怒らないって言ったのに…
騙された、ダマサレタ、だまされた、ＤＡＭＡＳＡＲＥＴＡ…。。。

頭の中では言葉でいっぱいなのに、悔しさと悲しさで涙があふれて、
一言も話せませんでした。

「もう座れ！！！もう知らん！！」

泣くばかりの私にイライラがマックスになった先生はそう叫んで、教室を出ていきました。

こうやって「理不尽」を学んでいくんやね…

その後、当分先生からの当たりがキツかった気がします。。。
寝たら忘れるタイプの人間やけど、
未だに根に持っとるもんね！！

三十数年間生きてきて、色々辛い事もたくさんありましたが、これ以上に「理不尽だ！」と感じた出来事はないわー。

そんな切ない小5の夏。。。