真夜中に夫が拾って来たもの

8年前の出来事。

準夜明けで夜中の3時に帰宅した夫。

「おーーーい！おーーーい！メガネーーー！！」

夜中に玄関から叫ぶ夫。

ビックリして飛び起きる私。

「早く！！早く！！箱っ！ハコーー！」

息を切らして絶叫する夫。

「ちょっと！！何時だと思ってんの！？」
とイライラマックスで見に行く私。

夫の手の中にあったもの。それは

ウサギ！！

「駐車場にウサギがいてさ！捕まえた！」

我が家はそこそこ都会に住んでます。

ウサギって、駐車場にいるん？

野良ウサギ？

夫、このウサギを捕まえるために、夜中の2時から1時間ウサギと格闘し、やっとの思いで捕まえた模様。

夜中の2時にウサギに翻弄される30代。
その達成感に満ちた顔と、さわやかな汗たるや。

職質されなかった奇跡よ

というわけで、我が家に野良ウサギがやってきた。

まだまだ赤ちゃんで、体長10センチほどでした。夫に1時間追い回され、少しグッタリしていました。

とりあえず翌日までダンボールに入れておく。
名前があった方が呼びやすいという事で、名前を何にするか会議する朝の4時。

ウサギを捕まえた変なテンションの夫の提案で
「うさぴょん」
に決定。

素晴らしき安易さ。
まぁ、明日までの呼び名だからいっか！

この落し物をどこに持っていけばいいのかわからなかったが、

落し物＝警察

交番へＧＯ!!

すると

「預かってもいいけど、一日経っても落とし主が現れなかったら保健所で殺処分になっちゃいますけど。」

との事。

こんなに可愛いのに殺処分なんて！！
可哀想！！
だったら連れて帰ります！！
プンスカ！

というわけで、突然我が家でウサギを飼うことになったのでした。

そして勢いで付けた名前「うさぴょん」

その安易さ、ありきたりさゆえ
名前を聞かれる度軽く笑われ、
動物病院やウサギホテルでも周りをざわつかせる事に‥。
でもあえて改名はせず。

そんなうさぴょんはなんと、8年も我が家で家族の一員として過ごし、数々の伝説を残し（また後日書きます！）、今年の夏天国へと旅立ちました。

またおいおい、うさぴょん話も書いていきたいです。